心の三毒のお話

暑い暑いと言っているのも つかの間…

昨夜は ちょっと 涼しかったですね。

空の色が なんとなく夏から 秋へのグラデーションを

見せています。

虫の声も 選手交代でしょうか。

 

今日 義父の 四十九日の法要を済ませました。

その儀のはじめに お坊さんからの話がありました。

 

心の三毒

・貪とん=むさぼり(欲深く物をほしがる、際限なくほしがる)

・瞋しん=怒り(自己中心的な心で怒ること、腹を立てること、憎しみ妬みの心)
・癡=迷めい(おろかさ、愚痴、無知、正常な判断ができないこと)


のお話をされました。

 

私達の心の中にある三つの毒。

 

 

例えば・・・

 

自分は間違っていない・・・

「あなたは間違っているわ…だからだめなのよ。」

その 間違っていると言われた人は 

「あんな言い方しなくてもいいのにね。」

とほかの人に同意を求めたりする。

「私は あの人のことを 思っていってるのよ。」

 

特に女性が集まるとこんな会話・・・よくあるあるな話><

こんな何でもないような女子の会話の中にも 三毒が隠れている。

そのことに気が付かない…

 

人は それぞれ 欠けているところも たけているところも

人それぞれ あって 当然・・・

 

自分が間違っていないことは主張しても 

人をダメだと傷つけてしまうことは 

戦争で 我が国は正しいと主張し爆弾を投下して

ほかの国の人を傷つけているのと同じになってしまう。

 

自分の 正しいことを 主張しすぎると戦争が起きる。

戦争はイケないこととわかっていながら・・・戦争を起こす。

国を守るためだから間違っていないこと 
正しいといい戦争が起きる。

 

でも 戦争を起こしてしまう人にも あなたは悪いと 

主張してしまうのも戦争のはじまりになる。

戦争を起こす人も それが正しいと思っているのだから

国のためにいい方法の戦争を 起こしているのだからいいと思っている。

 

お坊さんの話は ちょっと 難しかったけど

私なりに こうゆうこと?って 解釈してみました。

 

冷静に向き合ってみる。

まず 自分と向き合ってみる。

 

拾って投げた ゴミは 必ず自分にふりかかる。

↑これも お釈迦様の教えだそうです。

 

ご先祖様は お供え物や お布施を たくさん供えてもらいたいとは思ってもいない。

富や財産ばかりが備わり 家族がケンカしていて ご先祖様が 喜ぶだろうか・・・

自分がそうなった時 財は貧しくても家族が仲良く暮らすことを

望むであろう…身は滅びても 自分の子孫には幸せに暮らして欲しいと

誰もが望むことでしょう。

 

自分自身を見直して 自分の心の三毒を無くしていけるといいですね。

 

そのために その毒抜きのために ご先祖様と向き合い 

心を落ち着かせ 静かに手を合わせる・・・

ご先祖様と向き合うことは 自分自身と向き合うことなのかもしれません。

 

区切り区切りで 法要しながら 亡くなった人を供養したりしながら

手を合わせ 自分と向き合う時間を作ってあるのだと思います。

 

幸せな世の中になりますように・・・

 

合掌。

f:id:naoko8746:20190825210535j:plain